→ロングテールじゃなく売れ筋となる商品を発掘してショップで販売する


商品の仕入れに流れと注意点を解説していきましょう。

まず仕入をする前に、 ネットショップのコンセプトを決めるということは当然のことですが、その次にコンセプトに合った商材を見つけて選定する作業に入ります。

いわばリサーチということになりますが、ネットショップでは、「売れるモノ(売れ筋)」と「売れないモノ」がはっきりしています。

多数の在庫を抱えているアマゾンなどでは、「ロングテール現象」、主にインターネットを介した通信販売において、ニッチ商品の販売額の合計が、ヒット商品の販売額の合計を上回るようになる現象で売れ筋でない商品が売上の8割を稼ぐという状況になっていますが、これは特殊な例といえます。

中小の事業者は、 やはり商品の売上の8割は、全商品銘柄のうちの2割で生みだしているパレートの法則。

ただし、あらゆるケースに20-80の比率が当てはまるわけではありません。企業や業界によっては、それが10-90の場合もあれば、30-70の場合もあります。20-80はあくまで経験上、最も頻繁に観察される比率にすぎないのです。

これで勝負するか、超マニアックな商材だけを揃えて、マーケット上で一部の嗜好の合った顧客を相手に勝負するしかありません。そしてマーケットを絞った後に、売れ筋となる商品を発掘して、ネットショップで販売しなければいけないのです。

このような判断をせずに、むやみに商材を仕入れてしまって、在庫を抱えて新たな仕入れができない。

もしくは、安売りをしても商品が販売できないなど、悲しい状態に陥ってしまいます。そのためにも商材の選定は重要なのですが、 リスクヘッジとして優良な仕入先企業の選定をすることも重要となってきます。

基本的には、 仕入先の企業力信用信頼できる否かが重要です。

そして、売れ筋商品や消費者動向などもアドバイスしてくれるなど、小売店であるネットショップに対してのサポート体制の充実などを確認して、 仕入れるのもひとつの手です。

もちろん、 発注単位や支払条件などを取引前に確認するのは当然ですが、販売のための情報や市場トレンドなどの情報提供があるか否かは重要なポイントとなってくるでしょう。

売れる商品を揃えよう
インターネットヘの接続環境が揃い、プロバイダーとの契約も済ませたら、ネットショップの企画を十分に練ってホームページづくりに入ります。ここではその前に行っておくべき品揃えについて考えてみましょう。

●ヒット商品の条件とは
オンラインショップではどんな商品が売れているのでしょうか。 ヒット商品の条件を考えてみましょう。
一般的によく売れている商品には、多くの共通項が見られます。
まず、書籍、CD、パソコン用品、ブランド品などです。
これらの商品は「サーチ・アンド・バイ商品」とも呼ばれています。なぜかといえば、これらの商品の場合、お客様はあらかじめ購買意欲を持って自分の欲しい商品を検索する場合が多いからです。このカテゴリーは初期の頃から特に成功例が多いものですが、アイテム数を要求されるため大きな資金が必要です。また、他社と価格を比較されやすく、価格競争も厳しいため、どちらかといえば大手企業向けのビジネスといえます。

地方の名産品、限定モデルの衣服など、希少性が高く通常店では入手が難しいものなども高い人気を誇っています。
小資本でヒットを狙うとすればこれらの商品です。とくに地方の特産物は、あなたのショップが唯一の全国販売ツールとなりますから、大ブレイクの可能性を持っています。
また、かねてから人気を集めているのがオーダーメイド商品です。この代表は米国のパソコンメーカー、デル社です。同社の販売方法の基本は、顧客の千差万別の要望に合わせ、顧客一人一人に別々のスペックを搭載したパソコンを個別販売するオーダーメイド手法です。これが大好評を博し、同社が世界トップレベルのパソコンメーカーに躍進したのは有名な事実です。このようなオーダーメード手法は「ワン・トゥ・ワン(One to One)」マーケティングと呼ばれ、現在のインターネットでの販売手法の基本ともされる販売方法になっています。「ワン・トゥ・ワン」とは「お客様を別々に扱う」という意味です。これはオンラインショップを経営したいという人にとって、覚えておくべきキーワードの1つです。

まず店主はお客様を知り、「お客様1人ひとりが欲しがるものを売ろう」という発想を持って商品企画にあたりましょう。 実店舗と違って、ネットショップでは、まだ目の前に用意されていない商品まで売ることができます。要するに来店したお客様全員に、その人に合った商品を販売することができるのです。
「ワン・トゥ・ワン」のオーダーメイド商品を扱うショップの例としては、上にページを紹介したオリジナルグッズの制作/販売のショップや、お客様の好みに合った香水を調合してくれるショップ、オリジナルのお酒に、お客様の要望したラベルを貼って販売しているショップなどがあります。これらのショ ップはいずれも、世界にたった1つしかない商品を扱っており、「希少性」と「パーソナル商品」というヒット商品の要因を2つも持っています。こうしたオーダーメイド商品はこれからますます伸びていくと思われます。



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