→代金の回収方法と決済方法が最も重要

請求と代金の回収方法
インターネットショッピングのなかで、もっともネックとなるのが代金の回収方法です。データのやりとりで済む電子決済サービスが各種登場し、利用が進んでいますが、必ずしもそれが最上の策ではありません。多種多様な決済方法を用意し、お客様にとって便利で簡単、なおかつ安心していただけるようにする必要があります。

● 代金引換サービスと郵便振替、銀行振込
代金の回収方法を大きく分ければ、「前払い」、「代金引換」、「後払い」の3種類になります。現在ネットショップの約8割が代金の支払い方法として採用しているのが代金引換です。銀行振込、郵便振替がそれに続きます。銀行振込と郵便振替については、前払いを前提にするショップもあれば後払いを基本にするショップもあります。

郵便局や宅配便サービス各社が代金回収の代行を行ってくれる代金引換サービスは、ショップ側にもお客様側にも好評です。その特徴は第一にお客様の安心感です。実際には商品の梱包を開けて中身を確かめてから代金を支払うお客様は少ないのですが、実物を手にしてから代金を直接人に手渡せることは、他に替えがたいメリットでしょう。ネットショップにとって初心者のお客様にも安心してもらうために必ず備えるべき必須の方法といえます。反面、品物の送り先と代金を支払う人が別の場合(贈答品など)には利用できない欠点もあり、また場合によっては受け取りを拒否されてしまうリスクもあります。宅配便によるサービスは手数料が若干高いという声もあります。

一方で、郵便振替や銀行振込は、お客様がその利用に慣れていることもあり、取り立てて欠点はありません。郵便振替を利用する手順としては、郵便局の貯金取扱窓口で所定の用紙に住所、氏名を記入し、振り替えられた代金の引き出しに使用する印鑑を押します。開設費は無料。郵便振替手数料は1万円以下で1件70円、10万円以下が1件120円、100万円以下で220円と格安です。銀行振込は商品代金の振り込み先銀行、口座番号をホームページと電子メールで指定しておきます。振込手数料は取扱銀行によって異なります。
どちらについても後払いの場合は商品と郵便振替用紙、銀行振込用紙を同送しますが、ギフトの場合には、注文したお客様宛に用紙を発送することをお忘れなく。

●コンビニエンスストア決済
最近人気のサービスが、24時間支払い可能なコンビニエンスストアでお客様が商品を受け取り、その場で支払いをするシステムです。これは郵便局や金融機関の営業時間や休日にかかわりなく、全国いたるところにあるコンビニが利用できるところが喜ばれています。
コンビニエンスストア決済を行う際には、代行を行ってくれる会社のサービスを利用します。たとえばウェルネット株式会社はこの老舗です。同社の「コンビニ収納代行システム」の場合、利用するために初期導入費が5万円、月額固定処理費用5000円がかかりますが、1件あたりの手数料が120~ 150円と割安です。郵便局のネットワークが全国で約2万4000局ですが、コンビニの場合は各社合わせて約4万店が存在しており、人気が出るのもうなづけます。現在ではウェルネットと同様のサービスが数社から提供されており、カバーする店舗数や料金などが違います。

●クレジットカード決済
クレジットカードによる決済も、ショップ側、お客様側がともに安心できる方法といえます。しかしお客様側ではショップに直接クレジットカード番号を知られることを不安に感じますし、ショップ側でもお客様の個人情報を管理する責任をできれば避けたいものです。そこで、クレジット決済代行サービスを利用する方法と、ショッピンクモールが提供しているサービスを利用することがおすすめできます。これらのしくみを使えば、クレジットカードの加盟店としての面倒な審査の必要がなく、業者によっては海外の通貨による決済にも対応してくれます。

お客様が購入したい商品を選び、ネットショップにその情報を送信すると、ネットショップ側のサーバーがクレジット情報入力のための画面を出します。その画面にお客様が入力したクレジットカード情報は、代行サービス業者に送信されます。代行サービス業者では、その情報を各クレジットカード会社に問い合わせ、信用状態に問題がなければ取引成立の結果をネットショップに伝えます。ネットショップ側では購入情報をお客様に送信して、処理が終わります。このプロセスはすべてほとんどリアルタイムに自動的に行われます。購入のキャンセルや、売上状況の集計なども業者側で行ってくれるので、手間がかかりません。

たとえばベリトランス株式会社のBuySmartWebサービスの場合、初期登録費用が9万8000円、月額費用が1万5000円です。登録・審査の必要はありますが、加盟店登録よりは簡単に済みます。とはいえ、このような機能をホームページに持たせてしまうと、運用の手間がかかるようになります。その面倒を避けるには、ショッピングモールのサービスを利用するのが一番です。ショッピングモールヘの出店に必要な費用だけで、クレジット決済の代行を行ってくれる場合があります。また、レンタルサーバー業者でもクレジット決済システムの構築や運用の支援を低コストで行ってくれる場合もあります。

●電子決済
電子決済は、広義ではクレジットカード決済も含みますが、一般には「電子マネー」と呼ばれる新しい決済法を指します。特にネットシ∃ップでは「ネットワーク型電子マネー」を利用して合理的な決済をめざそうという動きがありました。数種類の電子マネーが登場し、一部のサービス会社がある程度の成果は出したものの普及には至らず、現在では利用可能なショップはわずかです。一方で、最初にお金を払って利用料金を前払いする方式の「プリペイド型電子マネー(カード)」は、BitCashやWebMoney、Edy、デジコインなどの形で利用されています。これらはクレジットカードを持てない10代のショッピングなどに有効です。またプロバイダーが運営しているショッピングモールでは会員向けに電子決済サービスを提供している場合があります。たとえばSo‐netのSmashサービスのように、会員のユーザーlDとパスワードを利用して認証し、クレジットカード情報を入力することなく決済を行うことができます。このようなサービスは低コストで利用できるので、選択肢の1つとなるでしょう。






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