→ネットショップの玄関であるホームページは必要

今、 ほとんどの会社があたりまえといっていいほど、ホームぺージを所有しています。ホームページを持たずにビジネスをしているほうが稀な時代になりました。

しかし、専門家が見たところ、残念ながら多くの企業がその本質を理解していません。だから、ホームページの制作業者から提案されるものを黙って受け入れている。結果、カタログ的なホームぺージばかりが目立ったのです。

本来の目的である「集客」にも「販売」にもあまり役立たないものばかりが氾濫しています。

ホームぺージの制作運営の経費はいかほどでしょうか。200万、300万?しかも3~5年という長期契約で途中解約ができず、解約すれば莫大な違約金が科せられる…そんな会社もあるはずです。

そしてホームページの修正、更新は必須ですが、そのためには1回数万円という費用がかかる。

何かを変えるたびにお金を支払わなければならないという足かせがあるのです。

それだけの経費をかけて本当に回収できるのか確信の持てないあなたは、結局そこでまた足踏みをしてしまう。そして思います。
「やっばり、インターネットビジネスは儲からない」と。


何年か前であれば、 カタログ的なホームページでもよかったかもしれません。

ひと昔前の大量生産、大量消費の時代であれば、商品を並べておきさえすればある程度は売れました。それはインターネットにおいても同じです。 出店しているお店やサイトが今よりも断然少なかったからです。

しかし、最近では商品数が圧倒的に増え、サービスも多様化しました

またネット環境も充実し、それにともないイン夕-ネットでビジネスをする会社も爆発的に增えました。

その結果、今ではお客様がホームページに辿りつくことさえ困難な時代になっているのです。

イン夕ーネットでビジネスする会社が増え、検索エンジンの精度が高度化し、それにともないお客様のニーズも多様化、 お客様自身の検索能力も飛躍的に向上しています。

まわりが日々進化しているにもかかわらず、そのままにしておくのであれば、成功している会社との差はますます広がるばかりです。

逆の見方をすれば、爆発的にインターネットでビジネスする会社が増えたおかげで、 お客様が求めるニーズを的確にキャッチすることができさえすれば新たな顧客を獲得するチャンスが広がったということでもあるのです。そう前向きに捉えたい。

ホームぺージを活用して「儲け」を生み出すためには、何を扱い、誰をターゲットとしていくのか、どのように集客して販売にっなげていくのかという、"マーケティングの観点に立つたホームページをつくって運用していくことです。


自分でホームぺージをつくるには
インターネッ卜で商品を販売したりサ—ビスを受注したりするには、ホームページを開設する必要があります。

ホームぺージはHTMLというプログラミング言語でできていますが、現在ではHTMLを習得しなくても、市販のソフ卜を使って作成することができます。

在宅ワーカーの人が自分の作品を公開する程度なら、契約しているプロバイダーのホームぺージ開設サービスや、登録すれば無料でホームぺージがつくれるサイトを利用してもよいでしょう。

多くの人に訪れてリピートしてもらうには、文章やデザインも大切ですが、まず店や会社の名前、所在地、電話番号、メールアドレス、代表者名、扱っている商品やサ—ビス、料金など、基本的な情報をわかりやすく表示することが信頼関係を構築するので大切です。

こうした基本的な情報が抜けていたり、表示がわかりづらかったりすると、不親切であるばかりでなく、怪しげな店き会社だという印象を与えかねません。

写真やイラストなどの画像を入れる場合は、デ—タ量が大きいので、表示に時間がかかってしまうこともあります。表示が遅いサイトはユーザーに敬遠されがちですから、あまり多くの画像を詰め込むのは考えものです。

ホームぺージを作成したら、内容を適宜更新して新しい情報を入れていくようにしましょう。何力月も更新されていないようなサイトでは、誰にも見てもらえなくなってしまいます。

トップページ作りのコツ
ネットショップの売りを絞り込み、誰に売るのか、他社とはどう違うのかなどお客様に確実に伝えたいことをトップページに盛り込みます。

特に新規のお客様は、自分の探している商品に応えてくれるサイトか、見る価値の無いサイトかを、トップぺージを開いた後8秒で判断すると言われています。つまり、最初パッと見た瞬間の印象がいかに大切かお分かりになるでしよう。

その後店内に入り滞在してもらわなければ、売上アップは望めません。トップべージへのアクセスは多いのだけれど注文が無い、というネットショップは残念ながらこの点で大きなロスをしているのです。

このネットショップはどんなことを云えたいのか、どんなお客様のニ—ズに応えてくれるのかを、来店した瞬間に感じてもらえる工夫が必要です。

たとえば、一人暮らしのお客様を対象とした家電ネットショップのトップべージには、「どんな電化製品も格安で販売!〇〇電気のネットショップ」とするより、「何かと不便な一人暮らし、お部屋をもっと有効に使いたい方へ!〇〇電気がお役に立ちます」などと対象となるお客様をより明確にすると効果的です。

中には、「前者のほうがお客様を広く取れるので、売上も上がるのでは?」と思われる方もいるでしょうが、実際にはトップべージが曖昧で誰に訴えているのか目的がはっきりしないウェブサイトではまず見てもらえません。

まず興味を持ってもらい、店内への一歩を促す、店舗の顔に当たる「表紙=トップページ」はサイトの中で最も重要なのです。

実際にお店をつくってみよう
前項のようなお客様本位のホームページはどのように考えて作成していけばよいのでしょうか。ここではつくり方の基本手順を誌上体験してみましょう。

●コンセプトを考え、設計図をつくる
ホームページを作ろうと作成ソフトを買い込んでいきなりパソコンの前に座っても、迷ったり、どのようにリンクさせるか混乱してしまい、なかなかできません。まずはコンセプトとそれをより良く伝えるにはどういう構成にしたら良いか、設計図をつくってみましょう。この工程をしっかり踏んでいれば、能率よく作業できるばかりでなく、結果としてわかりやすく、お客様に喜ばれるホームページをつくることができるのです。

● トップベージの役割
「入り口ページ」は、「トップページ」、「メインページ」などと呼ばれています。そして、このページこそがお客様がお金を落としていってくれるかどうかを左右する非常に重要なページであり、十分な検討が必要です。このページは、たとえて言えばお店の顔であり、売店に並んでいる雑誌の表紙なのです。何を売っている店で、誰をターゲットにしていて、どんな店構えで、どんな情報を入手できるのか、また、お客様がどうやってページをめくっていくかといつた情報が瞬時にわかるように構成しなければなりません。ページデザインに凝ってイメージアップを図るのも手ですが、いたずらに大きな写真を入れてロード時間を長くしたり、思わせぶりで何の店かわからないデザインでは、お客様はそこから先に進んでくれないでしょう。

●メイントピックページの役割
「メイントピック」のページはズバリ売り込むページです。商品の特徴とセールスポイントをわかりやすく、魅力的に見せる工夫をしたいものです。お客様が買いたいと思った時に、すぐに注文票へ導く「注文ボタン」を随所に配置するのも良いでしょう。

●その他のトピックベージの役割
その他のトピックページは、商品に関連してはいても商売以外の話題、情報を盛り込みます。お客様にくつろいでもらいながら、信頼感を持ってもらうページにするように心掛けましょう。

●出ロページの役割
「出ロページ」は、ここで注文票に記入するのをためらってしまうことのないよう注意したいものです。「ありがとうこざいました」という気持ちを表しつつ、アフターケアについて、支払方法の説明、問い合わせ先、メールアドレスを明記することでお客様に安心してもらいましょう。また、入り口→商品→出口という主要な流れのほかに、どのページからも行きたいページにジャンプできるようリンクにも気を使いましょう。入ったは最後、なかなか出られないお店なんて三度と訪ねてはくれないでしょう。

●要素をレイアウトする
次はいよいよ画面づくりです。各ページでどんな素材が必要かメモしておき、あらかじめ用意しておくと効率が良いでしょう。素材は、大きく分けるとテキスト(文)とグラフィック(図)があり、それらを画面上にレイアウトします。レイアウトする際にはホームページ作成用のソフトウェアを使うのがおすすめです。マイクロソフト社のMicrosoft Wordなどのワープロソフトでもブラウザで閲覧できるHTML形式のファイルを作成することはできます。

ユーザビリティを考えよう
ホームページ作成に関して最近では「ユーザビリティ」が話題にのぼることが多くなっています。これはホームページの「使い勝手」を良くしようという考え方のことです。当たり前のことではありますが、意識的に行わないと、特にネットショップの場合は売上に影響してしまいます。
ユーザビリティの高いホームページとは、できるだけ利用者がストレスを感じないように、また操作に迷ったりしないように作られたページのことです。具体的には、ページのリンクが直感的に把握できるように構成されていること、行き止まりになってしまうページを作らず、必ずトップページなどにジャンプができるようにすること、内容がはっきりと見えるようにすること、デザインを各ページ統一することなどです。サイトの構成からページのレイアウト、個々の要素のデザインまで、すべてを一員した考え方でつくり込んでいく必要があります。

●要素を軽くする必要性
ブロードバンド化が進んでいるとはいえ、56kbpsのダイアルアップモデムでインターネット接続しているお客様もあれば、モバイルパソコンで64kbpsのPHSで接続しているお客様もあります。ホームページはそうした低速な通信回線を使っているお客様でも快適に閲覧、操作できるようにつくる必要があります。そのためにはページに盛り込むさまざまな要素のファイルサイズをできるだけ小さくし、読み込みの際にストレスを感じさせないように工夫します。テキストはそれほどサイズが大きくはなりませんが、写真やイラストを使う場合には、ぎりぎりまでトリミング(余白を削ること)して、GIF形式かJPEG形式で画像の鮮明さを損なわない圧縮率で保存するとよいでしょう。

●お客様に優しい色使い
お客様は、あなたのホームページをどんなパソコンとディスプレイで見ているかわかりません。しかし、どのお客様にも文字は読みやすく、商品はありありと見えるようなホームページにしたいものです。画像はディスプレイの性能により見栄えが かなり違います。色使いによっては内容が把握できないこともあり得ます。
ハ一ドウェアによる見え方の違い、 色の濃さ の問題を解決するには、色の明度差を考えて配色するのが効果的です。
明度差はコントラストとも呼ばれ、わかりやすく言えば色の濃さの差のこと。その差が大きいほどくっきり見えます。極端な例を挙げると、白い背景に黒い文字を配置したり、 変化のあるイラストとは逆の組み合わせにしたりすると、間違いなくはっきりと内容が視認できるようになります。
どんなにカラフルなページにしても、見る人のハ一ドの環境によっては、全体的に鈍い灰色に見えてしまうこともあります。明度差をつけるためには、一度モノクロの画面にしたらどう見えるか頭の中でシミュレーションしてみると良いでしょう。また、基本的には好みの色使いをすればよいのですが、あまりいろいろな色を使い過ぎると統一感がなくなってしまうばかりでなく、安つぽい印象を与えかねません。基本の色を何色かあらかじめ決めておきましょう。色によって内容を区別し、同種の内容を色で統一するのも道標になり、お客様に親切です。

●素材の並べ方
素材が揃ったら、画面にレイアウトしてみましょう。画面の大きさは自由に設定できますが、スクロールしないでもすべてが表示される大きさは、幅595ピクセル、高さ295ピクセルが上限となります。並べ方としては、左側にそろえたレイアウトと中央でそろえたレイアウトが―般的です。仕切り線は使いやすし機能ですが、安易に多用するのは避けたいものです。むしろ余白を効果的に利用してすっきりと見やすい画面づくりを心掛けましょう。


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