→ネットショップと実店舗を比較した結果~メリットと注意点~

ネットショップには、実店舗と比較して大きなメリットがいくつかあります。それらを理解し、自社の戦略に活かすことで、魅力ある店舗運営が可能になるのです。

まず「初期投資」。大きな投資なしで、比較的開始しやすいのが特徴です。独立開業者にとっては特に大きな魅力です。しかし、「初期投資」と「(人件費や宣伝費も含む)運営費用」はきちんと分けて考えることが必要です。

続いて「お客様への対応」。24時間365日、全国のお客様に常に同じ状態で接客が可能になります。実店舗で長年営業している経営者が、ネットショップを開店して一番喜ばれることが「今まででは考えられない、遠方からもお客様が来る」点です。サイトは言わば、その会社の「営業マン」です。人材と同じく、実力があれば期待以上の売上を稼いでくれるのです。

「商品説明・情報発信」も見逃せない重要なメリットです。実店舗での説明や、チラシでの情報発信には、時間やスぺ—ス上の限界がありますが、ネットにおいては説明や情報をできるだけ多く掲載することが非常に重要です。説明は十分に書く、ただしダラダラと掲載するのでは無く、読みやすいよう整理して書くことが大切です。

最初は、「こんなことは誰も読まないのではないか」と思われる人も多いかもしれませんが、実際始めてみると、実物を手に取れない「通販」だからこそお客様は多くの情報を求めて来店してくることを実感することでしょう。

実店舗 ネットショップ
初期投資 数百~数千万 数十~数百万
人件費 通常2人以上必要 1名でも可
接客力 個人差があり いつも同じ状態
営業時間 時間に限りあり 24時間365日
商品説明 時間に限度有 お客様ごとに希望に応じて

小資本で事業が始められる
ネットシ∃ップを開始するために最低限必要なものとしては、商品以外では、パソコンー式と通信機器、接続回線のための契約費用や工事費用、プロバイダーやレンタルサーバー業者との契約金です。
実店舗を確保し運営する必要がないため通常の小売業よりも採算性がよい点も魅力です。ネットショップの運営費用としては、人件費以外では通信費、プロバイダーやレンタルサーバー費用をそれぞれ約1万円程度見積もれば十分でしょう。また商品の仕入れ先との連携体制を敷き、受注した商品をすぐに発送できるシステムを作れば、たくさんの在庫を抱える必要もないので、倉庫なども必要ありません。


ネットショップにはさまざまな利点があります。最初に、そうした利点を確認しておきましょう。以下に、考えられる利点をまとめてみました。
● 店舗運営コストを抑えれる
店舗を構える必要がなく、商売を始めるコストが安くすむということです。ネットショップとは、簡単にいえば「Webページに商品写真と説明を並べて顧客に商品やサービスを選んでもらい、メールなどで注文を受ける」販売方法です。物理的な店舗を構えたりカタログをわざわざ印刷する必要がないので、開店のためのコストが非常に安く済みます。

● 工夫次第でコストはどんどん抑えることができる
ショップ維持にともなうコストがほとんど不要なことです。少しがんばれば、自分で作れるホームページには、ほとんどコストはかかりません。月々かかる家賃はなく、商品のための費用を除けば、必要なのは、Webサーバの維持やインターネット接続のための費用だけになります。

● 顧客情報が入手しやすい
ネットショップでは、顧客からの注文は電子メールで行われます。そのため、顧客情報の入手や管理が非常にやりやすくなります。仮に問い合わせメールが100個集まれば、それだけメールアドレスが入手できたことになりますから、有力な顧客リストになります。電子メールでは、複数の宛先に同時発信できるので、ダイレクトメールを打つのも郵送にくらべ簡単です。表計算ソフトなどを使えば、顧客を細かく分類し、それぞれに別々のお知らせを送るのも簡単です。郵便のように莫大な郵送コストが発生しないのは、いうまでもありません。

● 商品の入れ替えなどレイアウトを簡単に変更できる
ショップのイメージチェンジも、現実の店舗の改装や方向性の転換の手間を考えれば、非常に低コストですみます。商品の入れ替えにせよ、店の雰囲気をリニューアルするための改装にせよ、ネットショップの場合はホームページを書き換えるだけで済んでしまいます。これも、ネットショップならではの大きな利点でしょう。いかがでしょうか?ネットショップの利点をご理解いただけたでしょうか?もちろん、商売を行うからには、商品の製造、仕入や在庫管理、あるいは地道に顧客の信用を得る努力など、従来の商売と同じだけの大変さはあります。それでも余りある可能性があるのが、あなたが今まさに始めようとしているネットショップなのです。

● 24時間営業できる
たとえあなたの家のサーバの中にオープンしても、あなたのショップが世界中の人に見てもらえることです。それも、24時間365日ずっとです。インターネットは世界規模のネットワークですから、顧客がどこにいようと商売が成り立ちます。顧客の側から見ても、24時間365日いつでも買い物ができるという点は、ネットショップならではのメリットといえるでしょう。ネットシ∃ップでは、ホームページにアクセスしてきたお客様の画面上での操作に従って処理を行って結果をお客様に返すプログラムがいわば「接客」にあたります。たとえばお客様に会員登録をしてもらったリアンケートに答えてもらったりしたあと、お礼の意味もこめて特別なセールの案内メールを送るなどのしくみを作りこむことができます。
このような自動接客のためのプログラムを上手に使えば、お客様への対応を粗略にせずに年中無体、24時間営業が可能となります。

●グローバルカンパニーとして成長できる可能性
インターネットは通信によって世界中と結ばれているので、顧客は日本国内に留まりません。ヒット商品が生まれたら、世界規模での成功も期待できるはずです。もっとも、英語を中心とするページを別に持つことになり、また通貨に合わせた価格設定や決済のしくみを持つ必要がありますから、必ずしも簡単ではありません。しかしビジネスの展開の仕方によって、また扱う商品によっ て、可能性が無限に広がることは確かです。

●商品の陳列、日玉商品の設定などに個性が発揮できる
ショップの醍醐味の1つとして、オーナーの個人的なこだわりをいかんなく発揮できるところに意義があるのではないでしょうか。またそうしたこだわりがあるショップほど固定客がつきやすく、成功しやすい点に着目しましょう。

●購買意欲を刺激して実店舗でも売上増加が見込める
上記の4点とは視点が違いますが、インターネットに存在する豊富な商品情報やショップ情報が商品購入意欲を刺激して消費行動をとらせる「ネット刺激型消費」が注目されています。これはもちろんネットシ∃ップでの商品購入も含みますが、それにとどまらず実店舗での売上にもインターネットでの情報が影響しているということです。下に示すのは、インターネット利用者が金額にしてどのくらいのパーセンテージの消費をしているかの調査結果です。これを見てもインターネットの影響力の大きさがわかります。インターネットというメディアの大きさが、その中にお店を持つネットショップと、その実店舗の大きなメリットになると考えられます。


ネットショップ開業での注意点
顔の見えないネットショップにおいて、お客様の心理として最初に抱くのは「疑い」と「不安」です。こうしたお客様の心理の裏には、「このネットショップは本当に実在するのかな」「注文したものはきちんと送られてくるのかしら」「交換や返品には応じてくれるのか」などの気持ちが存在しています。

それらの心理を理解した上でトップページや商品説明、注文欄などを作れるかどうかで、その後の売上は大きく変わってきます。インタ—ネット上で同業他社のネットショップを手当り次第にいくつか見てください。そして買い物をする立場になってみると、「住所」「電話番号」「担当者」さえ書かれていないネットショップがいかに多くあるかが分かるはずです。そして、そんな信用できないネットショップからは買う気持ちが起こらないことを実感できることと思います。

また、ネットショップを運営していると毎日多くのダイレクトメ—ルが届きますが、所在地など基本的な内容の記載されていないものが想像以上に多いことに驚きます。お客様の疑いや不安を解消するためには、住所や電話番号など基本的な内容を必ず入れて、ウェブサイトの特にトップページで、自社のネットショップのこだわりや様々な情報提供を通じて「共感」してもらう工夫が必要です。

そして、一度買ってみようという気持ちをお客様に起こしてもらうことができればしめたものです。そこから初めてインタ—ネット通販の商売の面白さが味わえるようになるはずです。


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